イギリス旅行の後編です。引き続きロンドンを観光します。
ロンドンを歩く

ロンドンの観光施設に入れるロンドンパスを買って観光しました。

王室行事が行われるウェストミンスター寺院。外観の時点で、規模の大きさと装飾の細かさが目を引きます。

外を見ると赤いバスと時計塔のロンドンっぽい1枚。

内部は壮観の一言に尽きます。石造りの巨大な建築に天井までびっしりと装飾が施され、ステンドグラスが埋め込まれています。こちらは入ってすぐ撮った1枚ですが陰影で雰囲気が出ています。

日本人からするとこういった建築は馴染みが薄く、「DARK SOULS」などのゲームの世界観のようだなと感じます。


多くの偉人が埋葬されており、見所やオーディオガイドの説明が多いです。ちゃんと見るならそれなりに時間が必要になります。バッキンガム宮殿の衛兵交代式を見るために1時間くらいで見学しましたがかなり急ぎ足でした。


バッキンガム宮殿まで来ましたが交代式をやらない日だったようです。下調べ不足ですね。宮殿の警備をする衛兵だけ見て帰りました。


昼ご飯はイギリスで展開している日本料理店で。

メニューには丼ぶりや焼きそばなどちゃんと日本っぽい料理が並んでいます。味も大きく外れてなく、不味くはないです。とはいえ微妙な違和感はあり日本の味とは言い難いです。
昼ごはんの後はナショナル・ギャラリーに寄りました。ゴッホのひまわりなどが収蔵されています。自撮りをしている人も多かったですが、個人的には隣の「二匹の蟹」のほうが好みでした。イギリスの美術館や博物館は無料の所が多いのがいいですね。今のご時世やっていけるのかは心配ですが、門戸が広いのは良いことだと思います。

続いてセント・ポール大聖堂へ。調べてみるとバロック様式の聖堂で、先ほどのウェストミンスター寺院はゴシック様式だそうです。知識がなくとも素人目にも豪華絢爛な造りになっており、違いは感じられると思います。この辺りは日本の神社仏閣にも通じますが一度きちんと勉強したいところではあります。



遅めの時間帯に行ったので聖歌隊が練習していました。

階段を上がるとドームまで上ることが出来ます。高い建物がないので見渡すのに丁度いい高さです。聖堂の階段はバリアフリーの欠片もありませんが、時代を感じられていいですね。


この日はアフタヌーンティーの予約をしていました。宿泊はとても出来る値段ではないですが、紅茶をすするくらいは庶民にもできます。日本でもそれなりに値段はするのでコスパは悪くないと思います。

言うまでもなくスコーンや紅茶は美味しいですし、イギリスでアフタヌーンティーを楽しむことに意味があったかなと。スーツを持ち込む手間をかけるだけの価値はあると思います。


翌日は衛兵交代式の鑑賞に再度挑戦。一時間前くらいに行って最前列を確保しましたが、既にかなり人が集まっていました。自転車に乗った警官が巡回して進路から人を追い出していきます。



残念ながら宮殿内での交代の様子は見れず。いい位置は何時間も前から待ってそうなので仕方ないかなと。



ロンドンパスに含まれているので高層展望台にも一応上りました。高い建物があまり無いのは分かっていたので、予想通りテムズ川が汚い以上の感想はなかったです。

同じくロンドン塔にも行きましたが歴史好きでないといまいち楽しめないかなという感想。ただ王室の宝物館であるジュエルハウスは一見の価値があります。贅を尽くした王冠は中々見られるものではないと思います。
帝国戦争博物館も見学してみました。ヨーロッパ戦線の内容が中心で塹壕の再現があるのはイギリスならではで興味深いですね。英語なので説明を読むのに時間がかかったり読み解けなかったりするのが残念です。行ったのが閉館直前だったのでもう一度時間を取って行きたいところ。


数日前は亀だったアートが同じ絵柄で蛙になっていました。相当なペースで上書きされていってるんでしょうね。
今回は2日間のロンドンパスを買いましたが個人的には微妙でした。ある程度周らないと元が取れない値段なので雑に買わずに考えてからの方がいいです。




被写体に良さそうな彫刻を見つけたので行ってみました。しばらく構図を練ってみましたがどうにも上手いこと撮れず。次に来るまでにもっと腕を磨きたいですね。

最終日は朝から散歩へ。ロンドンは緯度が高く夏場は日照時間が16時間くらいあるので、朝夜撮影しようと思うとかなり無理をする必要があります。一人でなかったのもあって結局朝の散歩はこの日だけでした。しかも始発で市街の中心に行っても日の出に間に合わないです。


こちらは恐らく違法な落書き。


ロンドン橋からセントポール大聖堂までふらふらしました。

周辺に高い建物が無いので遠くからでも見えます。街並みとセットだと聖堂だけ見るのとまた雰囲気が変わってきますが、意外と浮いている感じはしません。


最後に教会の廃墟を整備した公園に寄りました。残された壁面に植物が茂っておりオフィス街の中にあるとは思えないほど雰囲気の良い場所です。ただリスが異様に人馴れしており追い払うのが面倒でした。万が一でも海外で動物に噛まれたら嫌なので。


空港に行く前に大英博物館を見学しました。世界中の文化財が収蔵されているすごい博物館です。展示品の数が多く所狭しと並べられているので密度に圧倒されます。全部見ていたら余裕で数日かかりますね。

羽田空港で寝る

行きと同じくアシアナ航空の仁川経由で帰りました。帰りのビビンバも中々美味しかったです。

深夜到着便だったので初めて空港で朝まで過ごしました。空いている椅子を探す必要があるくらいには寝ている人が多かったです。

日の出を撮影して帰宅。
まとめ
かなり楽しい旅行でした。街並みの雰囲気が日本と違うので散歩がかなり面白いです。教会などの建築も馴染みが無いので他にも色々見て回りたいと思いました。ただ食事は結構大変だなと感じました。外食は高いし、米や出汁を使った料理が食べられないのできついです。
金や時間、言語、フライトが長いとかの問題があるので気軽には行けないですが、ヨーロッパには定期的に写真を撮りに行きたくなりました。


コメント